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Sky株式会社

公開日2023.10.30更新日2023.12.26

マネージャーに必須! “褒めスキル”の身につけ方

著者:Sky株式会社

マネージャーに必須! “褒めスキル”の身につけ方

マネージャー層にとって、部下の育成は重要な役割の一つ。

しかし、育成のためだからと𠮟責(しっせき)ばかりしていると、部下はやる気や自信を失い、本来持っている能力を発揮できなくなる恐れがあります。また、部下が上司に相談したり意見を述べたりしようという意欲もそがれ、部署やチーム内でのコミュニケーションが取りにくくなってしまいます。

そこで大切なのが、部下を「褒める」こと。うまく褒めることができれば、部下のやる気を引き出し、能力を伸ばすことにつながるといわれています。今回は、マネジメント側ならぜひ持っておきたい“褒めスキル”の身につけ方を解説します!

部下を褒めるメリット

上司から褒められると、部下は自分自身の長所に気づくことができます。これにより、部下は「得意分野を伸ばしたい」「担当できる範囲を広げたい」と自己啓発に励むなど、自発的に行動するようになり、生産性も向上します。

これは、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが唱えた「欲求5段階説」における「承認欲求」が満たされることによる効果。上司から褒められることで部下は承認欲求が満たされ、モチベーションの向上につながります。

モチベーションが上がった部下は、「もっと頑張りたい」「より良いパフォーマンスを発揮したい」と、自分が達成感を得たり、向上心を満たしたりするために働きたいという欲求が湧いてきます。これは、「承認欲求」が満たされることで湧いてくる、さらに上位の欲求「自己実現の欲求」と呼ばれています。

マズローの「欲求5段階説」

また、褒め言葉が頻繁に飛び交うチームや部署は、コミュニケーションが活発であるともいえるでしょう。会話をする機会が増えることで、上司と部下の間に強い信頼関係が構築され、仕事を進める上で欠かせない報連相もスムーズになります。

部下を“うまく”褒めるために

ここまで、部下を褒めることの重要性について解説してきましたが、ただ褒めれば良いというわけではありません。褒め方を誤ると部下のやる気をそいでしまう恐れや、結果的に「褒める」ではなく「甘やかす」ことにつながってしまうこともあります。部下の能力を引き出し伸ばすためには、“うまく”褒めることが大切です。

①事実を基に具体的に褒める

部下の仕事ぶりや業務の進捗を把握せずにただ褒め言葉を掛けるだけでは、部下は褒められている理由を把握できません。かえって、「お世辞を言っている」ととらえられて不信感を持たれる可能性さえあります。例えば営業職であれば、具体的な数値が出る受注件数やアポイント件数など、客観的事実を基に褒めるようにしましょう。

②他人と比較しない

「Aさんは、Bさんよりも良くできているね」などと、部下同士を比較しながら褒めるのは避けましょう。褒めた側としては素直に言ったつもりでも、褒められた側は「なぜわざわざ比べる必要があるのか」と疑問を抱きます。また、比較対象にされた社員に伝わると、当該社員のモチベーションの低下につながりかねません。比較する場合は他人ではなく、過去の本人からの変化を例に出すようにしましょう。

③過程を褒める

褒める際、基にしやすいのは本人の成績などの結果ですが、実際には結果が伴わないことも珍しくありません。頑張っていてもなかなか成績が出ない部下のモチベーションの低下を防ぐには、「今月は新規顧客へのアプローチが○件だから、先月よりも行動量が上がったね」などと過程を褒めると良いでしょう。これにより、部下は「自分の仕事ぶりをきちんと見てくれている」と安心できるはずです。

「SKYPCE」の「活動記録」機能で部下の努力を把握

部下を“うまく”褒めるために、まず上司がすべきことは部下の業務状況を把握することです。営業支援 名刺管理サービス「SKYPCE」なら、日々の営業活動の状況を「活動記録」として登録し、組織全体で共有することが可能。部下が顧客に対してどのようなアプローチを行っているのか、まだ結果が出ていない部下の努力も可視化され、把握することができます。

ぜひ、「SKYPCE」を営業活動だけでなく、マネジメントにもお役立てください!