名刺は、自分のことを相手に覚えてもらったり、所属や身分を証明したりすることができ、ビジネスを進める上で欠かせない重要なアイテムです。しかし中には、「外出先で名刺を忘れたことに気づいた」「仕事中に名刺を切らしてしまった」などのトラブルに見舞われた経験がある方もいるのではないでしょうか。そんなときにお勧めなのが、コンビニでの名刺印刷です。この記事では、コンビニで名刺を印刷する方法やメリット・デメリットなどについて詳しく紹介します。
コンビニで名刺を印刷する2つの方法
コンビニの多くの店舗にはプリンターが設置されており、これを使うことで外出先でも簡単に名刺を印刷することができます。コンビニで名刺を印刷するには「メディアを使う方法」と「スマホアプリを使う方法」の2種類があります。それぞれについて詳しく紹介します。
メディアを使う
コンビニで名刺を印刷する手段として、メディアを活用する方法があります。SDカードやUSBメモリなど、記録媒体に保存したデータをプリンターに読み込ませて印刷する方法です。好きなソフトウェアを使って名刺を作成することができるため、デザインの自由度が高いのが特徴です。
ただ、コンビニによっては利用できないファイル形式がある可能性もあります。確実に印刷したい場合は、複数のファイル形式でデータを用意しておくと安心です。
スマホアプリを使う
コンビニのプリンターに対応しているスマホアプリを使い、名刺を印刷することができます。アプリ内に名刺のテンプレートが豊富に存在するため、デザインの知識がない人でも簡単に名刺を作成することができます。また、普段利用している自分の名刺をスマホのカメラで読み取り、データとして取り込めるアプリもあります。
アプリを活用した印刷では、完成した名刺のデータをクラウド上に保存するのが一般的です。データをクラウド上にアップロードし、コンビニのプリンターを操作することで印刷することができます。事前にデータを作成してアップロードする手間はかかりますが、比較的簡単な操作で印刷することが可能です。
コンビニで名刺を印刷する2つのメリット
コンビニで名刺を印刷することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。主なメリットを2つ紹介します。
外出先でも簡単に名刺が印刷可能
「外出先で名刺を忘れたことに気づいた」「名刺を切らしてしまった」という場合でも、データがあればすぐに印刷することができます。コンビニは全国のいたる場所にあるため、印刷場所を見つけるのも比較的容易です。
プリンターがなくても名刺の印刷が可能
名刺を自宅で印刷する場合は、プリンターを購入しなければなりません。安価なものであれば6,000円ほどですが、名刺を印刷するためだけに購入するのはもったいない価格です。名刺を頻繁に印刷するわけではないのなら、必要なときにコンビニのプリンターを利用する方が経済的といえます。
コンビニで名刺を印刷する3つのデメリット
ここまで、コンビニで名刺を印刷するメリットを紹介しましたが、デメリットも存在します。主なデメリットを3つ紹介します。
大量に印刷するのは難しい
コンビニのプリンターを利用すると、業者に発注したりするよりも1枚あたりの単価が割高になる傾向があります。大量に名刺を印刷すると非常に高額になってしまうので注意が必要です。また、印刷が長時間に及ぶとほかの利用者の迷惑になる可能性もあるため、コンビニで大量の名刺を印刷するのはお勧めしません。
一般的な名刺と紙質が違う
コンビニのプリンターには限られた用紙しかセットされておらず、一般的に名刺に使われているような紙は用意されていません。そのため、コンビニで印刷をすると通常の名刺よりも紙質が薄くなってしまう可能性があり、注意が必要です。
自分でカットする必要がある
コンビニのプリンターでは、多くの場合A4用紙やL版用紙にまとめて印刷されます。そのため、名刺として使用するためには自分で適切なサイズにカットしなければならず、手間や時間がかかってしまいます。
コンビニで名刺を印刷する際の注意点
先述したように、コンビニのプリンターは業者に発注するよりも1枚あたりの単価が高くなる傾向があります。そのため、大量の名刺を印刷するのは経済的ではありません。
また、名刺作成アプリによっては、写真用紙に印刷するものもあり、裏面には印刷ができません。印刷後、適切なサイズにカットする手間や時間もかかってしまいます。
こうした点から、名刺印刷は業者に発注するのを基本とし、外出先で名刺を切らしてしまった緊急時などに、コンビニのプリンターで少量の名刺を印刷するのがお勧めです。
よくある質問
ここでは、コンビニでの名刺印刷についてよくある質問にお答えします。
名刺を両面印刷できる?
コンビニで名刺の両面印刷をする場合、名刺の表データを1ページ目、裏データを2ページ目に入れたPDF形式のファイルなどを用意し、普通紙に印刷することで可能になります。ただ、料金は2枚分かかってしまいます。
料金を払うタイミングと支払い方法は?
印刷時にプリンターで支払います。現金や電子マネーを使うことができます。
いざというときには役立つ、コンビニでの名刺印刷
ここまで、コンビニで名刺を印刷する方法やメリット・デメリット、注意点について紹介しました。コンビニでの名刺印刷は業者に発注するよりも高額になりやすく、大量に印刷するのはお勧めしません。ただ、名刺を忘れてしまったり、外出中に名刺を切らしてしまったりした緊急時に、手軽に名刺を作成することができるので、使い方を知っておけば役に立つ時が来るかもしれません。いざというときの備えとして、コンビニで名刺を印刷できる準備をしておくのはいかがでしょうか。
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