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Sky株式会社

公開日2024.07.16更新日2024.11.26

名刺の作り方4選と、基本的なサイズ・印刷用紙について解説

著者:Sky株式会社

名刺の作り方4選と、基本的なサイズ・印刷用紙について解説

名刺はビジネスをする上で欠かせない重要なアイテムの一つです。とはいえ、なるべくお金や時間をかけずに名刺を作成したいと思っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、名刺作成において最もポピュラーな方法である印刷通販の利用から、ツールを活用して自分でデザインする方法まで、さまざまな名刺の作成方法を紹介します。

名刺を作る前に決めておきたいこと

名刺の作り方を紹介する前に、名刺を作る上で決めておきたいことについて説明します。

名刺にどのような情報を載せるか

まずは、自分の名刺に載せる情報を整理しておくことが大切です。下記の項目を記載するのが一般的とされています。

  • 名前
  • 肩書
  • 職場の住所
  • 電話番号
  • メールアドレス

最近ではX(旧Twitter)やFacebook、InstagramといったSNSアカウントを名刺に記載する人も増えています。ビジネスに活用しているSNSアカウントを持っている場合は、記載しておくことで名刺交換した相手とつながりやすくなるかもしれません。また、会社の事業内容や企業理念、個人の経歴や実績など、アピール要素となる情報を載せておくと、ビジネスチャンスを拡大できる可能性があります。

自分でどこまで作成するか

名刺を作成する上で、デザインや印刷など、どこまで自分でやるかを決めるのも重要なポイントです。デザインから印刷まで業者に発注することもできますが、最近ではPCやスマートフォンで簡単に名刺のデザインを作成できるサービスも増えてきています。

また、自宅や職場にプリンターがない場合は、業者に印刷と出荷を依頼することになります。一方、自宅や職場にプリンターがある場合は、デザインから印刷まで、一連の作業を自分で行い、出費を抑えることが可能です。

名刺のイメージ

名刺を作る上で、どのようなデザインにするのかを決める必要があります。レイアウトはもちろん、名刺のサイズや文字のフォントによっても印象が大きく変わります。仕事の内容や印象づけたいイメージに合わせて選ぶことが大切です。

名刺の作り方① 「印刷通販」の活用

名刺の作成方法で最もポピュラーかつ簡単なのは、印刷通販の活用です。名刺の作成から印刷までを一貫して対応するサービスが展開されています。デザイン用のソフトウェアを持っていなくても、Webサイト上で名刺のデザインを作成することができます。テンプレートなども豊富に用意されているので、デザインに関する知識がなくても安心して使えます。

自宅や職場のプリンターよりも高品質な印刷が可能で、名刺印刷用紙の準備や印刷の手間を省くことができます。ただ、印刷や配送にコストがかかります。

名刺の作り方② 「テンプレート」の活用

最近は、名刺のテンプレートを提供しているサービスも多数存在しています。自宅や職場のPCで名刺デザインを自作したい方にお勧めです。ここでは、テンプレートを提供しているサービスを2つ紹介します。

Word

Microsoft Wordに入っているテンプレートを利用すれば、簡単に名刺をデザインすることができます。Microsoft Officeの公式サイトにも名刺の無料テンプレートがあるため、そちらを活用するのもお勧めです。

Wordを業務などで使う機会が多い人なら、使い慣れているためスムーズに名刺作成を進めることができます。ただ、シンプルなデザインが多いため、名刺に個性を出すのは難しいかもしれません。

Illustrator、Photoshop

プロのデザイナーも利用するデザイン用アプリケーションのAdobe社のIllustratorやPhotoshopで名刺を作成する方法があります。豊富なテンプレートが用意されており、本格的なデザインを一から作成することができます。自由度が高く、インパクトのある名刺の作成にもお勧めです。

ただ、アプリケーション自体は有料であり、操作の難易度も高めです。デザイン制作に慣れている方でなければ、何から始めればよいのか迷ってしまうかもしれません。

名刺の作り方③ 「名刺作成ツール」の活用

名刺の作成に特化した名刺作成ツールを活用するのもお勧めです。用意されているテンプレートや編集機能を活用して、自由にデザインすることができます。ここでは、名刺作成ツールのメリットとデメリットを紹介します。

メリット

名刺作成ツールでは、豊富なテンプレートや素材を活用することで簡単に名刺を作成することができます。ツールで作成した名刺データをPCやクラウド上に保存しておけば、デザインの修正も手軽に行えます。業者に発注する必要もないため、名刺が切れたらすぐに印刷できる点も大きなメリットです。

デメリット

先述したように、名刺作成ツールでは用意されたテンプレートや素材を選んで名刺を作成します。そのため、オリジナリティーのあるデザインや凝ったデザインを名刺に求める人には不向きかもしれません。また、業者に制作を依頼した場合よりも、印刷や紙の質が落ちてしまうのもデメリットです。

名刺の作り方④ 「名刺作成アプリ」の活用

最近では、スマホを使って名刺を作成できるアプリも登場しています。基本的にはスマホのアプリ画面で名刺をデザインし、業者に印刷を発注するか、自分で印刷するかのどちらかを選びます。名刺作成アプリにもメリットとデメリットがあるので紹介します。

メリット

名刺作成アプリのメリットとして、スマホさえあればいつでもどこでも使用でき、忙しい人でも隙間時間で名刺を作成できることが挙げられます。業者に発注した場合にかかるデザイン料などを節約することもできます。

デメリット

ほとんどの名刺作成アプリは、テンプレートを基にデザインします。ベーシックなデザインであれば十分なクオリティーの名刺を作成できるものの、独自性を出すのは難しいかもしれません。また、指やタッチペンでの操作が基本になるため、PCに比べると使いづらい傾向があります。

名刺作成時に知っておきたい基本的なポイント

サイズや向き、印刷用紙や余白など、名刺を作成する際に最低限知っておきたい、基本的なポイントをご紹介します。

サイズ・向き

名刺にはさまざまなサイズがありますが、日本で使用されている名刺は55mm×91mmが標準サイズとなっています。また、横向きか縦向きかについては個人の好みやデザインなどによりますが、近年は横向きで作成されることが一般的です。横向きであれば、メールアドレスなどの英語表記を載せやすいというメリットもあります。

印刷用紙

名刺は、用紙の質感や厚みなどによって印象が大きく変わります。印刷会社に発注する際は、豊富に用意された印刷紙の中から選択する必要があります。ビジネスで用いる一般的な名刺の場合は、癖がなく安価で作成できる「マットコート紙」や「コート紙」がポピュラーです。アーティスティックな職業などで個性を演出したい場合は、「アラベール」や「上質紙」といった独特の風合いを生かした用紙も人気です。

余白・フォント

名刺には名前や会社名、メールアドレスなどの文字情報を印刷します。このとき、適度に余白を設けることで文字情報が強調され、視認性が向上し、洗練された印象を演出することができます。目安として、文字情報の周囲に5mm以上の余白を設けることで、視線が中央に集まり、効果的です。併せて、文字情報の文頭の位置をそろえることでも視認性の向上が期待でき、全体がスッキリと整った印象になります。

フォントについては、職業に適したものを選ぶことが基本です。例えば、士業のように信頼感や誠実さを重視したい職業であれば、上品で堅実なイメージのある「明朝体」が適しています。また、過度に派手な色や装飾も控えた方がよいといえます。

まと

ここまで、名刺を作成する前に決めることや、名刺の作り方について紹介しました。名刺は、ビジネスに欠かせない重要なアイテムの一つです。名刺に記載する情報をしっかり整理し、求めるデザインや質に応じて最適な作成方法を選択する必要があります。この記事の内容が、これから名刺の作成を検討している方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

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