縦型名刺と横型名刺はどっちが多い？ 各特徴・メリット・デメリットをご紹介

縦型名刺と横型名刺はどっちが多い？

名刺のデザインを大きく分けると、縦型と横型のものがあります。縦型と横型のどちらが主流なのか、名刺を作成・印刷する企業数社のWebサイトで、デザインテンプレートを確認したところ、いずれも縦型よりも横型のデザインが多く用意されていました。また、注文依頼の約7割が横型名刺であるというデータを紹介しているWebサイトもあり、こうしたことから、現在は横型デザインの名刺が主流となっているようです。

横型名刺の方が人気がある理由

日本の名刺の歴史をたどると、江戸時代まで遡ります。当時は不在票として半紙に名前を書き、訪問したことを伝えるものだったそうです。印刷技術が日本に伝わった後は、家紋と名前を印刷したものが使われるようになり、当時の日本は文字を縦書きする文化だったため、名刺も縦型が主流でした。

しかし時代の流れとともに、自社のWebサイトのURLやメールアドレスなど、名刺に記載する情報が増えていきました。アルファベットなどを記載するようになったことで文字数が多くなり、横型の方が収まりがよく、読みやすいことから、横型の名刺が主流になっていきました。

横型名刺の特徴

横型のデザインの名刺は、縦型に比べて横幅が広いため、先述したアルファベットで記載するURLやメールアドレスが読みやすいという特徴があります。また、文字の収まりがよいため、レイアウトの自由度も高いといえます。横型が現在の主流のデザインであることから、親しみやすい印象にもつながります。

横型名刺のメリット・デメリット

ここまで現在の主流といえる横型デザインの名刺が人気のある理由を紹介してきました。ここではあらためて、横型のデザインにどういったメリット・デメリットがあるのかご紹介します。

メリット

先述したとおり、現在は企業のWebサイトのURLや個人のメールアドレスを記載することが多いため、横型のデザインの方が可読性に優れているといえます。横幅を広く使えることで画像や企業ロゴなどを入れやすくデザインの幅も広がります。また、名刺を名刺フォルダに保管する際に、管理しやすい点もメリットです。

デメリット

横型デザインの名刺が現在の主流のため、シンプルなデザインの場合、ほかの名刺に埋もれてしまう可能性があります。デザインの自由度が高いメリットを生かして、画像を取り入れたり、名刺の紙質にこだわったりするのがお勧めです。

縦型名刺の特徴

縦型名刺は、スタイリッシュな印象や格式高い印象につながります。例えば、役職の高い方や和の雰囲気を大事にする企業などでは縦型デザインの名刺がマッチします。

縦型名刺のメリット・デメリット

横型の名刺が主流となるなかで、縦型のデザインの名刺を選択するメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

横型が主流であるため、縦型デザインの名刺は相手の印象に残りやすいのがメリットの一つです。縦型のデザインはスタイリッシュで格式高い印象を持たれやすいというメリットもあり、デザイナーなど自分のデザインが商売につながる場合などは、縦型の名刺を作成するのもよいかもしれません。また、縦型のデザインは、重厚感があります。先述したような、役職の高い方や和の雰囲気を大事にする企業、老舗のお店などはあえて縦型のデザインにするのもお勧めです。

デメリット

縦型の名刺は、横型に比べて文字や画像の配置がワンパターンになることが多く、デザインの自由度が低いといえます。メールアドレスが長い場合には1行に収まらないこともあり、改行すると読みづらくなってしまうこともあります。また、名刺フォルダにファイリングして管理する場合、縦型のデザインは向きが変わってしまい管理しにくい点もデメリットです。

まとめ

現在の名刺のデザインは横型が主流であることをご紹介し、横型と縦型のデザインについてそれぞれメリット・デメリットがあることを紹介しました。自身の職業や役職、企業の特色などに合った名刺のデザインを選択してみてはいかがでしょうか。

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